ジェミニ杯感想文②ゆきは

今日は、ゆきはに感想文を書いてもらいました!









こんにちは、ぐれーすこと野田幸葉です。今回はブログ担当にお願いしてGemini杯の感想を書かせてもらいました。自己満になりそうな危険な匂いがしておりますが、お付き合いください。

私は今回ジェミニ杯に栗田と福島と三人でTokyo Aとして出場しました。二年唯一の学年大会!なジェミニ杯ですが、今年は例年と違いエリミネを行わず話し合いでチーミングを決めることになり、その分エース☆栗田や秀才☆福島と組むことは結構緊張するものでした。(ロールは私、栗田、福島の順)東大が四期制に今年からなった関係でUADCには行くことができなかったため、ジェミニで優勝だ!という目標を達成することができて良かったです。

①ジェミニ準備期
この二人とは春Tの時からずっと組んでいたので、かれこれ二ヶ月ほどほぼ毎日会ってプレパ練なりラウンドなりをこなしていました。ただ春T後、私が迷走してしまいチームには本当に迷惑をかけました。というのも春Tへの練習、大会中のプレパで私が全く機能せず、すごく萎えていたのが主な原因で五月病にかかっていたことでした。チームの二人はとても頭の回転が早く、私が5分で考えることを2分、3分で思いつく人材で、それを飲み込むことにも時間がかかったせいで、結果リーダースピーチが微妙なものになり、チーム全体の心証が悪くなり、、、という悪循環を繰り返していた暗黒期でした。どんな時もディベートが大好きだったのですが、正直この時期はディベート自体が辛かったです。具体的に何をテンパっていたのかは不明確なのですが、ジェミニ一週間前でも基礎さえできていないようなスピーチしかできませんでした…。

それにもかかわらず、優しく励ましたりアドバイスをくれたり等々をしてくれた二人には頭が上がりません。二人とも人格者+かつ優秀で、チームを組めたこと、ダメダメだった私をここまで引っ張り上げてくれたこと、感謝しかないですありがとう><
また精神的に先輩にもとても支えられていました。話を真摯に聞いてくださった溝上さんや、大会前々日になって自信ないです泣とLINEを送りつけた後(深夜)電話で相談に乗ってくださった加藤さん、パフェを食べに行きがてら話を聞いてくれたぼんきなや佐野さん、丁寧なリフレクを毎回下さった阿藤さんや戸塚さん、空きコマにプレパ練やラウンドを見てくださった山岸さんや馬淵さんや、その他多くの先輩方に大変お世話になりました。
そしてそして同期にもとても感謝しています。空きコマでたくさん戦ったTokyo Bや話をいろいろ聞いてくれた女子のみんな、新歓・五月祭と忙しい中練習を一緒にした二年生…加えて他大にもお邪魔し練習に参加させてもらい(他大練すごく楽しかったです!)、先輩や二年の皆さまにはとても良い刺激をもらいました。こうして振り返ってみると、改めて多くの人に支えられていたと実感します。

②ジェミニ当日
どこでアハ体験があったのかは謎に包まれているのですが、私が本番に強い傾向があることも相まって予選は一試合目からそこそこ納得のいくスピーチをすることができました。ジャッジやサイド運にも恵まれ、ディベートにいい意味で没入することができました。また栗田のスピーチが贔屓目なしで見てもいろいろ神がかっていて、オープン3勝で1日目が終わり、気持ち的にはだいぶ良いコンディションで二日目に臨むことができました。後輩が試合を見に来てくれて嬉しかったです^^

と思ったのも束の間地震の影響でJRがストップし、帰宅難民化したため私鉄やタクシーを乗り継ぎ家に帰ったのが1時過ぎで睡眠時間は3時間半だったこと、風邪が悪化し声は出ないわ熱っぽいわで二日目はだいぶ満身創痍(物理)になりました。大丈夫かと心配してくれるチームや同期のみんな、冷えピタや氷を差し入れてくださった先輩、声をかけてくれる他大学のディベーターのみんな、QFからマイクの使えるORを提供してくださった運営の方々にやはりとても支えられていました。

ブレイク1位だったことはすごく嬉しかったですが、OFからTokyo CQFではTokyo Bと当たり部内戦になったのは悔しかったです。お互い負けたくない!という気持ちが最大限に籠もったUT同士の二試合はとても濃厚でした。でも一番試合として白熱して楽しくて、納得のできるスピーチがチームでできたのはSFです笑。ここまでくるとやっぱりディベート好きだなあとしみじみと達観。そんなこんなでGFを迎え、相手は予選二戦目にも当たったICU Bでした。終わった後の手応えは微妙で、とりあえず全試合が終わったなーと感慨にふけっていましたが、なんとか優勝することができました。優勝しろ!プレッシャーという名の激励に応えられたこと、このチームで掴んだ結果であること、いっぱいいっぱいだった時を経ての初優勝であること、など複雑な嬉しさというのが正直なところですが笑、感無量です!!


③ジェミニを振り返って
ジェミニを目指してきて、私にはいろいろ足りていないことがよくわかりました。ディベートを俯瞰する目や、具体的な例、背後にある価値、売り込むレトリック等々挙げたらキリがない程です。ただその分これからの練習に向けて自分がどうするべきか、どうしたいのか、といったことを掴むことができたと思います。ディベートは奥が深いです。
また技術的なことに限らず精神面でもまだ未熟で不安定だと痛感しました。例えばチームの二人が「これ勝ったんじゃね?」とプレパの段階で閃めくと、自然と私もにやにやしながらスピーチしていたのですが、三人で「絶望…」となると「いやこれはこうすればいける!」とどんでん返しをもたらせず、リーダーで玉砕して帰って来る…ことになっていました。加えて当日体調を崩してしまい情けなかったです。これからもいろいろがんばります。

この一ヶ月は自分のことで手一杯でその分周りが見えていませんでした。部長としては反省しかないですが、この反省をバネにこれから一年生の皆さんと一緒にUTDSとして活動していきます!!
たくさんの人に支えられたジェミニでした。感謝とともに、私も誰かの力になることを通じて恩返しをしていけたらなと思います。             





あとちょうどよい詩に巡り合ったので、抜粋して終わります。                                                       
that he who learns must suffer.
And even in our sleep, pain that cannot forget
falls drop by drop upon the heart,
and in our own despite, against our will,
comes wisdom to us by the awful grace of God.
by Aeschylus

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