土筆杯感想文

こんにちは、一年の川井ゆかです。二か月近く遅れましたが、土筆杯の感想文を書かせて頂きます。
 
丁寧なrefuteと低い物腰で有名な川井さんの感想文!
 

土筆杯では梅子杯から続けて馬淵くんとパートナーだったので、梅子の練習のことから書かせて頂きたいと思います。まず、チーミングが決まったのは九月のトライアウトでした。トライアウトに関して私は梅子の日程すら把握する気がなかったくらい自分が選ばれるとは思っておらず、下松先輩や葛島先輩に良い経験になるからと背中を押していただいて軽い気持ちで参加しました。自分が通過した時は信じられない気持ちでいっぱいで、「やったー、たくさん練習ができる!」という現実感のない嬉しさを感じていました。

梅子に引き続き、馬淵とタッグを組む。

梅子に出るという現実感がまず襲ってきたのは夏合宿です。自分のスピーチの拙さ、マターの出なさをラウンドを通して痛感し、自分なんかがUTの代表として出場してよいのだろうか、他の上手い人に枠を譲ったほうが自分のためにもUTのためにも良いのではないかと、幾度となく考えました。そんな中、「一緒に頑張ろう」と励ましてくれたパートナー、「私たちは味方だよ」といってくれた一年のみんな、話を聞いて前向きにさせて下さった二井谷先輩のおかげで、力の限り頑張ろうという気持ちになりました。

んでもってノービスでは元部長のお世話をする。

次に自分の不甲斐なさ、能力の低さに絶望したのは紅葉杯が終わり、梅子杯まで二週間を切ったころでした。夏合宿で頑張ろうと決意した時から二週間、パートナーに自主練に付き合ってもらい、自分なりにそれまでやったモーションを復習し、先輩方に大量に質問を送りつけて散々ご迷惑をかけて丁寧に答えて頂きながらも全く成長の見えない自分に情けない気持ちで一杯でした。パートナーとは若葉杯で組んだ時と同様に私がメンバーだったのですが、若葉のころは私がイラストをして適当なサードを出すという感じで上手くやっていたものの、この頃には馬淵くんはロジックもイラストもしっかりしている上に相手のアーギュメンとまで包括したスピーチをするリーダーになっており、メタ視点も冴えたマターも出ない私はまさに存在価値のないメンバーでした。コンペアをすればというアドバイスを受け、一週間ほど先輩やパートナーにコンペアの練習に付き合ってもらったもののコツが掴めず、散々悩んだ末、梅子一週間前の直前期に「ロールを交換してほしい」と頼みました。自分がメンバーができないからという理由で素晴らしいリーダーであるパートナーにメンバーをやってもらうのは本当に申し訳なかったものの、自分がリーダーをやった方がまだ足を引っ張る度合いが下がるのではないかと考えた末の決断でした。

練習量を発揮するスピーチ。
 
ロールを変えることを決めた次の日の早朝八時半から梅子前日の放課後まで一週間、空きコマ、昼休み、放課後、休日全てを返上し、時には授業をさぼって、エリザベス杯以来初めてのリーダースピーチをする私のスピ練に幾度となく付き合ってくれたパートナーには本当に感謝しています。

梅子杯でSFで負けてしまった時は、あんなに練習に付き合ってもらったにもかかわらずやはり足を引っ張ってしまったという、パートナーへの申し訳なさと、精一杯努力したにもかかわらず良いスピーチができなかったという自分への情けなさで悔し涙をのむことになりました。

あまり重く考えすぎると潰れちゃいますよ?
土筆杯は梅子の悔しさを引きずりつつも臨んだ大会でした。R4ではいつも以上にまとまりのないリプライスピーチをしてしまい、closing ceremonyは死にたい気持ちで着席していましたが、best teamに選ばれた時は本当に嬉しかったです。不甲斐ない自分と組んでいるがばかりに本来与えられるべき栄誉から遠ざけられてしまっているパートナーに対してせめてもの償いができたのかなと思い、救われた気持ちになりました。

梅子・土筆を通して学んだことについて稚拙ながら書かせて頂こうと思います。

1 英語力やコンスト力は一朝一夕につくものではないということ
  私は特にリスニングとコンスト力が劣っており、一か月間どうにかしようと四苦八苦したものの、すぐにどうにかなるものではないということを身をもって痛感しました。使い古された言い回しではありますが、目標をもって長期的に努力を続けることが、実力をつけるには必要不可欠なのだと思います。

2 早くマターが出るようにする
  私の個人的な課題なのですが、私はマターが出るのがとにかく遅い。今までメンバーしかやっておらず、時間的な制約もきちんとアーギュメントを立てなければいけないという圧力も受けてこなかったことが原因だと思います。マターが出るのが遅いとパートナーに迷惑をかけるのみならず自分のコンスト力が成長しないので、これからしばらくはコンストが役目のロールを積極的にやらせて頂き、早くマターがでるようにしていきたいと思います。

肩の荷も下りた様子。おっつおっつ☆

 梅子・土筆を通じてたくさんの先輩と同輩に支えて頂きました。自分の能力の低さに何度挫けそうになったかわかりません。この素晴らしい先輩と同輩なしでは到底最後まで頑張ることはできなかったように思います。最後になりましたが、下手な私を一度も責めず、いつでも練習に付き合ってくれ、ラウンドが終わる毎に落ち込むめんどくさい私を慰め、チーミングが決まった最初から最後まで一緒に頑張ろうと言ってくれたパートナーに心からの感謝と尊敬の念を述べて、結語といたします。

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