BP Novice報告

なんと5世代もそろった、UTDS大集合とも呼べる最高の写真から
今回の輝かしい記事はスタートです!

こんばんは!最後から一個前のブログなのに、「どうも。新ブログ担当の得永ですこんばんは!」と言ってしまいそうになるほど責任感に欠ける男ですこんばんは!何事もなんとなくもうこれで終わりだと思うと正直気が抜けてしまいますね、心なしか、毎回膨大な時間をかけ、練りに練り、推敲に推敲を重ねて遂行してきたこの最後の大爆笑イントロ(大嘘)も、ついに全くノープランで突っ込むという、仕事の雑っぷりが目立つようになってきてしまいました、強いて書くことがあるとすれば、天才ブログ校正担当のふなさんに、「会長のブログのイントロは読点がないよね」と指摘されてしまったがために、逆に意地でも一文でつないでやろうと、こうしてとても読みにくいイントロになってしまったことくらいですかね!

さてさて、安定の読み飛ばしポイントは今回も置いておくことにして、今日は11月11日に関西予選、今週の土日に関東で開かれた、BP Novice2012の記事を書きたいと思います!

BP Noviceとは、毎年11月のこの時期にJPDU主催で開かれる1、2年生用の大会で、毎年2年生から1年生への知識継承の場になっていたり、この大会を最後に代替わりする大学が多かったりして、先輩後輩の熱い絆を作ったり、上級生にとっても下級生にとってもともに過ごすプレパの長さから熱い思い入れを持つ大会であったりする、非常に思いのこもった大会のことであります。また、毎年新しい風を巻き込む大会としても有名であり、関東の大会で唯一しっかりと関西で予選を開いたり、関西でも関東でもBPセミナーを数多く開いたりジャッジセミナーを放映したりするなど、日本ディベート界の歴史とBPの普及に、最も貢献している大会のことでもあります!

そんなBP Noviceに、我らがUTDSからは、
UTA:井口・平澤
UTB:井上・戸塚
UTC:岩田・二井谷
UTD:櫻井・辰巳
UTE:高橋(正)・田島
UTF:得永・高橋(拓)
UTG:佐々木・大森
UTH:谷吉・溝上
UTI:川口・下松
の9チームが出場しました。

UTC
相変わらず、キレッキレ、でした!
UTE まさーつのブレーンとえまちゃんのスピーチの
バランスのよいチームでした!
マターをばらまいて掃除しないダメ先輩と、淡々ときれいに掃除して帰っていく
絶妙戦略のUTF
いい感じで下松氏にこき使われる川口のいいコンビUTI

そして、気になる結果の方ですが、UTG22位ブレイクからの、Quarter Finalist!
ささまりがついに国内初ブレイクです!!
そして不敵な笑みの大森も健在

UTB17位ブレイクからのQuarter Finalist!
ドヤ顔でサブマリン大成功です!

UTHは、15位ブレイクからのなんとSemi Finalist!

ついに我らがパニ吉とみぞさんがやりました!!

UTD14位ブレイクからの、Semi Finalist!!!!!

強い女性コンビ、堂々のSemi Finalistです!!

そして、UTA1位ブレイクからのGrand Finalist!!
UTAは、本当にUTAでした!

となんと5チームもブレイク!!!!!!!しかも、全員がOFを軽々と突破!しかもしかも目についた範囲だけでも、ささまりの国内初ブレイクや、谷吉溝上辰巳さんがQFの壁を突破したり、ささまり大森がOFの壁を突破したりと、まさにUTDSの壁を次々と打ち破る、快挙に次ぐ快挙ばかりが目立った大会でした!!!

さらにさらに、スピーカーとしても、くわ6th best speaker、そしてなんと、平澤さんが、1年生にも関わらず2年生の並み入る強豪を抑えて10th best speakerに選ばれるという、まさにチームワークのUTらしい快挙を見事に見せてくれました!!!

こうしたディベーター陣の大活躍でさえ誇らしいにも関わらず、ジャッジとしても、我らがUTのブレーンふなさんが見事ジャッジブレイク!さらにさらに、当日コミやコミとして、当日コミとしては本当に多くのUTの1年生や2年生が、コミとしては井川さんや金親さん、そしてTDのパ二さんなどそうそうたるメンツが、さらにCAとして我らが佐野さんが入るなど、UTDSは本当にBP Noviceに何から何まで関わっていました!

UTが誇る世紀のラショナルジャッジふなT
GFでの後輩の活躍を写真におさめる名CA

さて、ついにこの感想のコーナーも、今回でついに最終回です。今まで、コミのすすめや、ディベートの感想とか、まあ色々なことを書いてきたこのコーナーですが、今回は、ブレイクをするためには何が必要なんだろう、という、ブレイクをしたことがない人が書くには一番面白いテーマで、この僕の代のUTDSブログを締めさせていただきますw

BP Noviceも、本当にたくさんのチームがブレイクをすることが出来ました。そして、ブレイクラウンドにおいても、UTは力強くラウンドを運び、GFに1チーム、SFに3チーム、QFに5チームという、正直信じられないほどの強さを今年も見せつけることに成功しました。

では、派手さのあるスピーカーがいない我が世代のUTDSが、この1,2年生大会であるBP Noviceにおいて活躍できたのはなぜだったのでしょう。僕はその理由は二つあると思っています。一つは戦略、二つ目は闘志です。

一つ目の戦略を語るには、やはり我が世代が産み出した名ジャッジであるふなTのことを語らざるを得ません。今回、BP Noviceのチーミングは、ふなTが考え出しました。現に結果を見てもらえれば分かると思いますが、非常にどのチームもしっくりとくる、いい編成だったと思います。それはなぜなのでしょうか。

今このブログを読んでいる人の中には、ふなTを知らない人もいるかもしれませんね。ふなTというのは、ジャッジの練習に逃げる理由を作ることに関しては天才的な、岐阜出身の剣道少年のことです。彼は、岐阜と、ミスチルと、剣道とアルフォートを愛してやみません。何故彼が今回のNoviceに関係があるのかって?理由は簡単です。彼はアルフォートを片手に、この一年間、1年生が入部してからというもの、ずーーーーーーっと部室で僕たちの世代のディベートをジャッジし続けてきたからです。

今年一年間、ふなTは、ずっとずっと部室で常温の水を飲みながら、(彼は十二指腸が弱いのです)くわがしくる時も、僕がしくる時も、ずっと厳しい、しかし愛のある目で、淡々とジャッジをし続けていました。今回のチーミングというのは、そんなふなTが、その僕らの世代のことを誰よりも知り尽くした船渡さんが、相性やタイプを選びに選び抜いたチーミングだったわけです。だからこそ、彼は半分以上のチームを、ブレイクラウンドに運ぶことに成功した訳であります。誰がどのロールに向いていて、どういうタイプの人間で、どういうチームになって行くかということを、彼は計算し尽くしてチーミングを作り上げたわけであります。しかもそれだけでなく、彼はNoviceのモーションを当てまくりました。こうした、「オーディエンス界のおーそり」が、今回のNoviceの背後にいたことを、僕はこのブログで書かずにはいられません。


二つ目の闘志というのは、若干一つ目に被ってくるかもしれませんが、このことを語るにはやはりまたもや部室に登場していただくほかありません。こんなvagueなワーディングでいったい僕は何を伝えようとしているのでしょうか。

とある11月の昼休み、そこにはいつも、見慣れた光景がありました。辰巳さんや平澤さんに、Whipとは何か、Engageとは何かを叩き込み続ける櫻井、大森と一緒に一生懸命色んな人に質問しながら貪欲にプレパを続けるささまり、一人でShadowingという名のスピ練を黙々と何故か立ち歩きながらぶつぶつぶつぶつ行う谷吉、優雅にリサーチを読むみぞさん、ドヤ顔でCJSのレクチャーをやりにだけ来る謎の石井、塩昆布お稲荷さんを食べながらForeign Affairsや訳の分からない国際政治の本を「ぶーりりあんと♪」とか言いながら読みふけるくわ、少し離れた所で、戸塚の操縦法を知るため必死でプレパ練をするあっちゃん…

まだまだ全然書ききれてはいません。もちろん、パニヨシのシャドウイングやエクステンションやイントロをドヤ顔で小馬鹿にしながら自分のアイデアに酔っている会長も、横でどんべえを食べてましたし、いわTは二井谷に「ワッカンネ」と言いながらしっかりレクチャーしていました。えまちゃんにまさーつは、会長や橋本を育てたあの斜めから目線トレーニングをみっちりやっていましたし、昼休みから時間を移せば、本当にみんな、角ねえも橋本もミョンバクもとーやも、高橋も下松氏も川口も…本当に色々な人が、部室でディベートに打ち込んでいました。

もちろん、努力が全てを凌駕するなどという、理想論を語るつもりは毛頭ありませんし、僕はそういう考えの人ではありません。さらに、UTだけが努力をしていたとも思いませんし、今までの大会でブレイクできていなかった人がいたとしても、それが努力不足のせいだなんて、僕は全く持ってそんなことは思いません。(やってなかったのは僕くらいです。高橋すまぬ)

しかし、結果を見てみれば、明瞭なのです。努力だけがすべてではないのですが、しかし、努力は必ず報われるのです。努力すれば常に結果が出るわけではありませんが、努力しただけの価値はあるのです。今回の結果は、本当にそれを思い知らされました。みんな続けてたら、なんかいいことあるんだなあ、しみじみ。

最後なんで、はっきり言いましょう。正直、強い奴はいつまで経っても大体強いです。そのせいで、努力の成果なんて、出ることもほとんどないですし、出たときだってほんの一瞬です。それ以外の時間というのは、長い、長い、長い、ながああーーーーーーい、成果の出ない時がずーーーーーーーーっと続くし、そっちの方がずーーーーっと長いです。多分みんな大体そうだと思います。

でも、だからこそ、最後に鍵になってくるのが、闘志なのです。闘志があるから、乗り越えられたのでしょう。きっと、ずっと結果が出なかった悔しさ、負けた悔しさのせいで、何度もやめようと思ったはずです。でもだからこそ、次を最後にしてやろうという熱い思いがあるからこそ、努力も続けられたのだと思うし、本番で120%の力が出せたのだと思います。

1年間もブログを書いてきたのに、Conclusion Comes Firstじゃなかったですね、すいませんw要は、パニヨシとささまりのブレイクには、今回そういう要素を強く感じた、ということです。

ささまりはJWDCの後の飲み会で既に、熱くNoviceでのブレイクを誓っていました。パニヨシにはESUJでの悪夢がありました。そこでの苦い経験が燃やした闘志が、きっと彼らを練習へと駆り立てたのでしょう、そしてきっとそれが、本番での最後の一押し、最後の力になったのだろう、と僕は分析してやみません。


多分、この一年間僕はきれいごとばかり言って来たと思います。正直、半分自覚的に、半分偽悪的に職業として言って来たというのもありますwでも、1年間書き続けてきて、きれいごとの嫌いなひねくれ者の僕でも、感じるものがありました。

未だに僕には信じられないことなのですが、なんと、努力すれば報われるのですね。この一年間のブログを是非読み返してみてください。努力すれば報われるのです。僕は、僕のブログがきれいごとにしか見えない人にこそ、もう一度再確認してみてほしいですね。そこに、努力した人がいて、その努力に比例して成果が出て、それを間近で見てきて。

こうして1年間感想を書いてきて、今、皮肉屋の僕ですが、努力して成果が出てきたときくらい、努力は報われるという、アサーションに過ぎない”きれいごと”を信じてみてもいいのかもしれない、って思います。僕がこの一年間触れた人々というのは、みんな努力をしてきた人達でした。それが、実った人たちでした。だから僕は記事を頼んでも誇らしかったですし、いつもとてもいい記事を読めたのかな、と思います。今回もいろいろな人に感想を頼みました。いろいろな率直な感想を読んで、是非、何かの参考にしてくれればな、と思います。


以上、若干最終回への予告的な感じまで公私混同で混ぜながら、いつにもまして尻すぼみでお届けした、ブログ担当でした。

コメント