秋T感想②

今日は我らがASAP副部長、井口君の記事です!
 
こんにちは。二年の井口です。
岩田が渋るので久しぶりに大会の感想を書きます。
富永さんが素晴らしい文章を書かれているので、まずは違う観点から言ってみたいと思います。サインポストは①岩田②大会前③大会④大会を終えて、です。
 
①パートナー岩田(いわT、いわりー)について
みなさん岩田を知っていますか。今回はお世話になったパートナーの紹介から入りたいと思います。
体つきがよく短髪で、あまり他大とは喋らず(自分より喋らず)、レスリング部との兼部にいそしむ、UTDS二年男子随一のユーモアを持つ男、それが岩田です。他大にはあまり知られていませんが、隠れた実力者で、分析が鋭く、プレパ中の口癖は「わっかんねぇ」です。寛容な性格で、他人の意見にも耳を貸すのでプレパがしやすいことで有名です。
さて、岩田の紹介はこれぐらいにして、大会に話を移します
 
プレパ中わかんない所がいつもわかってる天才いわT
 
②大会前
ADI銀杏杯と怒涛のように過ぎていく夏のディベートスケジュールを経て、毎日のように蒸し暑い部室で開催される練習会に岩田と参加しました。練習ではICUT breaking adjudicatorの船渡に「なにがいいたいかよくわかんない」といわれたり船渡に「80つけたわ」といわれたり船渡に「ぎりaverage」と言われたり、ICUにいって「NAの基礎をもう一回見直そう」といわれたり加藤さんに「普通に上の方に行くと思う。リフレク終わり」(ちゃんとリフレクはしてくれました)と言われたり、なかなか波のあるチームだったのですが、岩田もwhipがちょっと分かり始め、自分もなんとなくLeaderスピーチ、Memberスピーチが安定し始めたあたりで秋Tを迎えました。
 
練習からいつも一緒の仲良し3人組
 
③大会
二時間かけて埼玉から来た岩田と、南大沢から二駅の家から15で来た自分というUTB相変わらず緊張もせずに本番を迎えた一日目は途中いろいろありまして(本当いろいろありましたね某大学のお二人)、オープンを4点で終えるという状態に。R4MOスピーチはなかなかうまく行きますが不安は募るばかりです。
二日目は恒例のICU。一位のUTAの文字がスライドに映っただいぶ後、もう何位ブレイクか忘れましたがUTBのコールがされます。とりあえず二年でブレイクしないとまずいな、と思っていたので一安心です。Pre QFQFとなかなか満足のいくスピーチをでき、調子に乗っているとSFUTラウンド、しかもUTAOGに迎えるOOというくじを引きます。モーションは アメリカがland for peaceを達成するためにイスラエル・パレスチナ国境を防衛する、というもの。中東紛争は割と知っている問題なので、お、いけるかな、と思いましたが、SQとの違いを出すのが意外に難しく、満足のいかないLOスピーチをしてしまいました。岩田も相手のAssumptionに対応することに時間を取られてしまい、SFにしてはあまりよくないOOClosingHituAWADBをひやひやしながら聞いていました。
 
結果はご存知かもしれませんが、GFにはいけずSemi Finalistどまり。岩Tとの秋Tは終わりました。二位と三位はクロースだったらしいのですが、SFどまりには変わりません。
 
とはいえ相変わらずの安定したスピーチでした!
 
④大会を終えて
Tという大きな大会でこのような成績を残せたことはもちろんうれしいですが、自分としては満足はいっていません。結果に、ではなく、自分が結果を取るにいたった過程にです。自分が言おうとしていたことが伝わっていない、自分が自分の思っているようにスピーチできていない、などのことは富永さんが書かれたのと同様、スピーチを聞き返すとよくわかりますし、予選でも簡単なことを気づけずに順位を下げたり、SFも戦略を見誤ったりしてしまいました。
しかしそれによって「論題を解釈し、考え、まとめ、伝える」、といったディベートを構成する要素を自分なりに吟味、咀嚼し、そのレベルを上げていく方法を考える、このような当たり前のことを継続していくことがディベートの実力をあげることだと再確認しました。
 
自分はワールズなどこれから国際大会に出させていただくので、これらのことを毎回の練習で意識しつつ、数少ない機会を最大限に利用して行きたいと思います。
 
最後になりますが、今回大会を運営していただいたCo-CA石河さんをはじめとする運営陣の方、骨のあるモーション、滞りのない進行など、本当にありがとうございました。自分もまがりなりにも大会を運営したことのある身として、本当にありがたく思います。またUT7チームも出場させることに貢献していただいたジャッジの方、誠にありがとうございました。そしてパートナー岩田を含めるUTのみなさん、練習やジャッジなどお世話になりました。これからもよろしくお願いします。
 
さて、東大では新学期が始まるまでの夏休みはまだあと二週間。四学期の試験に慄きつつ限られた時間で自分なりに成長できるように精進します。
それでは変化の多い文章だったかとは思いますが、今回はこの辺で筆を置かせていただきます。ありがとうございました。

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