メルボルンミニを振り返って

こんにちは。2年の富永です。今回は4年の田中さんとオーストラリアのWorld Prep Tournamentであるメルボルンミニに参加してきたので、その体験を書きたいと思います。


メルボルンミニはシドニーミニと並んで12月の前半にオーストラリアで開かれるBPの大会で、ワールドの出場者はそのチームで参加します。オーストラリアにはシドニー大学やモナシュ大学といった、ディベートにおいて世界最高レベルの大学があり、そういった大学からのワールド出場者が参加する為、大会のレベルは非常に高く、平均を取ればおそらくワールドより厳しいトーナメントだと思います。

今回、僕もワールドで組む田中さんと参加しました。今回の参加者は予想通りほぼ全員オーストラリア人で、他はアラスカから3チーム、そして自分のチームという感じでした。会場についた時のアウェー感は半端ないものがありました(笑)

CAは去年のワールドチャンピオンであるモナシュ大学のビクターという人で、出場するディベーターの中にも自分が知っている世界トップクラスのディベーターがいて、違う世界に来たんだな、と強く感じました(実は僕は去年もワールドに出る前この大会に来ているのですが、再び新鮮な衝撃を受けました)。

1ラウンドごとに書くと長くなるので、なるべくまとめて書くと、まず結果は3位→4位→2位→4位→2位→1位の6ラウンド8点で36位(/56チーム)でした。

オーストラリアのディベーターはとにかく分析が深く、(当たり前ですが)英語の表現とスピーチが凄まじく綺麗でインパクトが強かったです。それはブレークラウンドだけでなく、自分が入ったラウンドで他のチームを見ていても感じました。ラウンド外ではフランクで普通の大学生っぽい感じでしたが、ディベートに関しては本当にレベルが高くて、あのコミュニティーにいてディベートをやっていればお互いの分析・知識から得られるものが本当に多いだろうな、と強く感じました。

前述の通り、僕は去年もこの大会に出場しましたが、やはり2年生になった状態でもう一度来て良かったな、と思いました。去年はワールドに出ることになり、にも関わらず国内の大会や練習に参加していても自分自身のパフォーマンスに自信が持てない状態が続き、ワールドに出ても満足なパフォーマンスができないのではないかという不安から、直前に世界最高レベルを体験すること、そして自分のレベルをある程度集中的に高めることを目標に出場しました。今年もワールドでより高い位置を狙う為に、必要なプロセスと考えて出場しましたが、やはり1年間さらに国内でやってきたこと、そしていくつか国際大会に参加した事で、自分がある程度成長した分オーストラリアに行って得られるものが一年前より多かった気がします。

僕は今回のメルボルンが大学に入ってから7回目の国際大会でした(香港、メルボルン、シドニー、ワールド、UADC、NEAO、メルボルンと参加してきました)。海外大会では、勿論トップ層のレベルが高いのは言わずもがなですが、自分が直接当たるディベーターたちも、平均的に英語のレベルが高く、ディベートにも慣れている感じがして、出るたびに毎回刺激があってラウンド後・大会後の達成感も大きい気がします。もう数週間後に迫った、今年のワールドは自分にとっても一つの節目なので、頑張りたいです。

オーストラリアはアジアともまた違って、普段自分たちがいる日本のコミュニティーとはさらに違う世界です。メルボルンミニ・シドニーミニは(特に精神的な意味で)タフな大会ですが、来年以降も(特に二年生以上、積極的に海外での活躍を視野に入れている人で)日本から挑戦する人がいれば良いな、と思います。僕自身も、来年また行く気力があるか分りませんが(笑)同じ英語ディベートをやっていて、あれだけ凄い世界があって行かないのはもったいない気もするので、自分自身や家族とも相談して、行けそうならまた行こうかな、と思います。

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